2021-01-01から1年間の記事一覧
なんと建築士二級の試験に合格した。 てっきり落ちたとばかり思っていたので、すっかり合格発表の日にちを記憶の彼方に追いやっていたかーちゃんだが、職場で会議が始まる直前に予備校の担当者から電話がかかってきた。内容を聞く前に「会議なんで、また」と…
オリンピックでサーフィンのかっこよさに気がついてしまった花子は初心者向けの長めの板をパパに買ってもらい波に挑んでいる。と言っても週末土曜日の朝2時間、1人で立てるようになりたいと波に挑んでいる。スポーツには惜しみなく投資するとーちゃんはサー…
花子の読みは正しかった。 ゲームを全てアンインストールした次郎は翌週末、寮から自宅に帰宅した金曜日の夜は静かに寝たものの、土曜に仕事から帰ったかーちゃんは花子に「次郎何してた?」と聞くと「やってたよ」の一言… 何度信じても裏切られる。 花子の…
前のめりで会場の様子を見ていたのはかーちゃんの方だった。 太郎は第49回衆議院議員総選挙で人生初の投票だったので、その記念に投票最終日の20時半に開票作業の会場へ一緒に行った。開票作業は一般公開していて町の1番大きな会館で作業服姿の町の職員が選…
その時は突然きた。 寮に帰る準備をしている次郎はスマホを2階の自分の部屋に忘れたことを思い出し「あ、携帯。取りに行ってくる」それに付け加えるように「あ、アンインストールもしてくるよ」と静かな口調で呟いた。あまりに自然でその言葉は特にかーちゃ…
「早く用意しなさい!次郎」 「最近の親はゆとりがないねぇ」 「かーちゃんは ゆとり世代で育ってませんから!次郎だってゆとり世代じゃないでしょ!」 いくら怒ろうとしても拍子抜けをサラッと言う天然のキャラは次郎の強みだが、まだ扶養の身、かーちゃん…
週末も含めた2週間弱、太郎はホテル暮らしを始めた。始めの2日は自宅から通っていたインターン先のチームラボが、遠方という理由でホテルを用意してくれたのだ。 中2の夏休みの社会の宿題の"戦争について"の作文が書けず1人で予約した新幹線に乗り広島の原爆…
飽きた。もう充分やったし、ここまでだ。かーちゃんの第二の夢の青春をかけた時間に終止符を打つ事にする。専門学校に通い始めたのが46歳でその後 予備校は2年の計4年間弱。主婦、子育て、バイトをしながら学生をやり資格試験のために頑張ってきたがもういい…
かーちゃんの悩みは深い。テスト明けの花子を誘って2人で外食をした。「花子どう思う?かーちゃんどうしたらいい?」お悩み相談を中学生の娘にすがるように愚痴ってみた。 テストが終わったばかりだったので「私ね、何もやらないでテスト受けるのって不安な…
「来年俺、休学するよ」と太郎。 かーちゃんはまだ次郎の難題を抱えたままなのに、追いかぶるように太郎からの宣言…相談ではない、報告だ。 「何で?」「俺の大学、2年生以後だと年間10万で休学できるんだよ。他の私立だと半額とかかかるけど10万はお得じゃ…
ピンポーン!と夕方前、かーちゃんが玄関に行くと、突然庭からリビングの窓を開けて入ってくる友がいる。そうやって現れるのは彼女しかいない、魔女だ!3人の子どもの学校が誰も一緒でもないが共通の知り合いのママ友を通して3年前に知り合った、ママ友が乳…
何がやりたいの? 子どもが見てる世界はキラキラしていて現実とかけ離れている、なのに将来を模索する年齢に近づくと自分は何者?で、何がやりたいか?を考えなければならない。世の中も現実も分からず自分もキラキラの中に入れると信じてしまってる。 感動…
次郎は中間で40/44の順位だという事が担任の先生との面談でわかった。まぁ、最下位じゃなかったのね?と思うだけで順位にさほど意味はない。結局は単位が取れるかが重要なのだ。 毎週末金曜日に帰宅する次郎とはなるべく会話をしようと外食をしてる。普段寮…
ニュースやラジオで「コロナで学生は可哀想だ、学ぶ機会を失っている」などと言う超イイ加減な考えてないコメントを聞くと、過去の習慣から前向きに脱皮できない感情を公共の電波にのせて民を思考停止にさせないで欲しいと思ってしまうかーちゃんは ひねくれ…
勝手にマズローの欲求だとかに花子のモヤモヤを当てはめて理解しようとしていたが理由はどうも違ったらしい。「神秘」が原因だった。 中3の理科で最近イオンと遺伝子を習い始めたようだが世界が大きすぎるらしい。かーちゃんにも経験がある、その神秘的な美…
昨日に続き学校を休んだ花子。かーちゃんも仕事は定休日、太郎はいつも通りオンライン授業で自宅…という事で、授業の合間に遅めのランチでグラタンを作っている太郎の希望を聞いてかーちゃんと花子は一緒に近くのスタバにフラペチーノを買いに行った。 テイ…
セーリングでは日本代表の成績で学校では学年上位25%内の成績を維持して部活でもギターと花道をたしなみつつ将来を見据えプログラミングの勉強を始めている花子だが登校拒否が始まった。 学校の友だち付き合いも自宅の行き来があり楽しいようで、セーリング…
ウチに遊びに来た太郎の友だちのうち2人が帰ると言うので3km離れた駅まで車でかーちゃんが送った時の話し。 半年前から塾の経営を始め高校1年の3月に中退したばかりのカズキが、来年大学受験のミホに「僕に相談してくる時期だと思ったよ、ミホは部活で頑張っ…
少し話しは遡って太郎が一般受験した大学の小論文のテスト、要約して「あなたが理不尽だと思うことを15個あげよ」と言った内容がテストの問だった話。またテストは「その中から3つを解決する方法を述べよ」とも続く。 3300人、倍率13倍以上の回答を1週間足ら…
春休み前に強行に旅行を計画した。火曜日に予約で木金。パパはお仕事なのでお留守番、ゲームで昼夜逆転している次郎、午前中で早退した花子、エバンゲリオンの熱狂的なファンで公開4日で2回目の予約をしていた太郎は電車で現地に直接集合、かーちゃんも有給…
太郎は明日3/2が卒業式らしい。かーちゃんのスケジュールにはなかったので気にしていなかった…というのもコロナ禍で親の出席不可、卒業証書授与は例年全員なのに今年は代表者1名のみらしいのだ。太郎は卒業生代表して文書を書いたものが印刷物となるらしいし…
中小企業省の「Japan challenge gate2021」高校生部門で優勝し経済産業大臣賞を受賞した太郎。高校生部門、地域創生部門合わせて200近い応募から各部門ファイナリストが8名ずつ選ばれ、太郎は今まで開発してきたアプリとビジネスプランを審査員の起業家、大…
「明日お弁当がいる人?」 かーちゃんが毎晩確認する一言になってしまった。パパは偶数日に出勤、太郎は附属大学へ進学する生徒対象の説明の為に1月は15分だけ学校へ通った。次郎は年明け寮生活をしたものの高専受験生の為に在校生は授業がなく、未だ週1回の…
子どもがいる家庭なら年末年始はクリスマスとお年玉で出費するものだが我が家はそのイベントも子どもの意見を尊重してるので、全くワクワクやソワソワをしてもらえない。 今シーズン、クリスマスが始まる前までは、「新しいカバンが欲しい」「友達はクリスマ…