子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

モヤモヤ

昨日に続き学校を休んだ花子。かーちゃんも仕事は定休日、太郎はいつも通りオンライン授業で自宅…という事で、授業の合間に遅めのランチでグラタンを作っている太郎の希望を聞いてかーちゃんと花子は一緒に近くのスタバにフラペチーノを買いに行った。

テイクアウトで帰宅するとちょうどグラタンが出来上がっていて3人でダイニングテーブルを囲んだ。もちろん太郎はいつも耳にイヤホン、テーブルにはiPadの装いだが会話には参加する。

「モヤモヤは少しスッキリしたの?」とかーちゃんが切り出すと「わかんない、世界が大きすぎる」と言うと太郎が「わからない時は目の前の事からこなしていくんだよ」とアドバイス。何になりたいか、何を目指すか悩んで結論が出ていない様子を知っていたので「じゃあ分かりやすく花子はどんな生活がしたいの?」と かーちゃんが聞くと「わかんない…」

それもそうだろう、食べたいものも着たい服も持ち物もそこそこ恵まれていて、それは花子の友だちも同様でそれが当たり前で育ってしまっていてはその生活に疑問が出ない。だから公立県立育ちのかーちゃんは6畳1間の母子家庭の友人がいた昔話をしたがピンとこない様子だった。太郎は「どんな生活したいかって考えた事なかったよ」と。

なので“マズローの欲求”の話に変えてみたら食いついたのは太郎だった。「僕の知っている成功者は5段目の自己実現欲求を満たしている人ばかりだ」と言いながら授業のために部屋に戻って行った。

まだ花子は自分の足で立って生きていく現実味がないだろう。それがモヤモヤ、それが成長、遠回りしてもいい。

だが何も経験してない、何も吸収していないスポンジをいくら絞っても何も生まれないのをかーちゃんは知っている。だから「下手な考え休むに似たり」と割り切って動き回るとそのうち答えに近づくと思っている…その言葉はまだ早いかな?タイミング見て伝えられるといいんだが…