子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

離れる

春休み前に強行に旅行を計画した。火曜日に予約で木金。パパはお仕事なのでお留守番、ゲームで昼夜逆転している次郎、午前中で早退した花子、エバンゲリオンの熱狂的なファンで公開4日で2回目の予約をしていた太郎は電車で現地に直接集合、かーちゃんも有給休暇をもらいジジババ連れて海の見えるホテルに来た。

 

予定がそれぞれあったが会員制のホテルのチケットを知人からいただいていたのと、ジジババとの旅行は体力的にこれが最後かもとの思いもあって自宅から車で2時間足らずの場所に行った。

行きは早退の花子を学校でピックアップし、次郎のオススメのラーメン屋に寄って、ホテルに持って行く食べ物を調達して夕方に着いた。3世代で楽しめる麻雀をするつもりだったがコロナ禍で貸し出しが禁止されていた。突然の宿泊だったので夕食の時間帯は20時から開始のビュッフェしかなく、それまでの時間潰しは電車で合流した太郎に買って来てもらったトランプで大貧民大富豪をした。温泉にもゆっくり入ったが、海水パンツを持ってきていた次郎はプールにも入って1番ホテルを満喫していたようだ。

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何もする事がない時間がホテルにはある。窓から見える海をみながら携帯から極力離れ、非日常の空間で自分の心に向き合う時間を味わった。次郎は特にホテルでやる事はない。心に向き合う時間、心の栄養、非日常からの気づき、両親の老いの観察。移動には意味がある。

かーちゃんの気づきは「眠りが深い事」だった。隣で寝ていた次郎のひどいいびきに気づかず眠っていたのは次郎とかーちゃんだけだったらしい。普段から短くても質のいい睡眠が取れているんだなぁと実感。

具合が悪くなった太郎は翌朝5時台の、学校がある花子は6時台の電車で帰って行った。朝温泉とゆっくり朝食を満喫した次郎とその後ホテル近くの美術館へ…江戸時代の絵巻物の展示だったが、読んでいくと仮想展開の現代風フィクションが実に面白く2人して笑いながら館内を巡った。

この1年コロナ禍でゲームの腕を上げた次郎だったが、生の刺激があれば世の中に目を向ける事がまだできる、そんな次郎の状態も確認できた。日常から強制的に離れる時間はそれぞれ必要なんだなぁ〜