花子の読みは正しかった。
ゲームを全てアンインストールした次郎は翌週末、寮から自宅に帰宅した金曜日の夜は静かに寝たものの、土曜に仕事から帰ったかーちゃんは花子に「次郎何してた?」と聞くと「やってたよ」の一言…
何度信じても裏切られる。
花子の一言を聞いた後に次郎の部屋を覗くと「おれ中毒ってわかったよ」と言いながら顔はパソコンから離れず闘っている。
ハイハイ、ようやくですか?おめでたいですな。かーちゃんはとっくにわかってましたよ!
まあ成長と思いましょう。自覚が一歩と言うことで。
一緒にゲームをやっていた先輩は最近彼女に夢中で、すっかり三次元の世界へ行ってしまったらしい。次郎も「俺も女が必要だなぁ」と…かーちゃんもそう思う…誰でもいいからゲームの世界や二次元の世界から救ってくれる女神が現れてくれないかしら?