一区切り
なんと建築士二級の試験に合格した。
てっきり落ちたとばかり思っていたので、すっかり合格発表の日にちを記憶の彼方に追いやっていたかーちゃんだが、職場で会議が始まる直前に予備校の担当者から電話がかかってきた。内容を聞く前に「会議なんで、また」と切ってしまったが会議中に"あ!今日発表か。結果はどうだったんだろう?電話は「来年も早期割引で受講しませんか?」って営業か!?"と考えてしまった。
仕事が終わり自宅に帰るといつものルーティンでポストをチェックしたところ見慣れないハガキがあった。これか? コートを脱いで郵便物を一つ一つチェックして最後に何も期待せずに業務的に張り合わせてあるハガキを開くと合格が書いてある?「不」がどこかに書いてないか探したが、やっぱりない。あれ?受かったんかいなぁ?よく自分ではわからないので脱衣室でお風呂に入ろうと服を脱ぎかけていた花子の顔の前にハガキをだした。「ちょっと何よ、お風呂入ろうとしてるんだから後にして」と言われたが、かーちゃんは一歩も下がらず無言でハガキを花子が読めるように近づけた。「え?何?よかったじゃん‼️」
と言って下着の花子は抱きついてくれた。次は太郎だ。と思ったかーちゃんは扁桃腺が腫れて具合の悪い太郎の部屋に入りベッドの中にうずくまっている太郎に花子同様ハガキを無言で見せた。「お、やったじゃん!」
やっぱり受かったって事なんだね。ハガキを読むと県の建築士の登録をしないといけないらしく、合格ハガキだけじゃいけないらしいのでまだ手間がかかるがまずは一区切り。
もう諦めていた資格だが万が一と思い、来年試験を受けるならと今まで描いた製図をとって置いたのだが、ようやくスッキリ捨てられる。ようやく次の人生暇つぶしの課題を模索できる。さて、次は何にしようか?ダイエット以外なら何でもイイなぁ…