子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

大切な事はわからない

人の縁につくづく感謝する。春の乱勃発中の次郎の社会科見学第二弾。先週のesport高等学校に続き今日のコースは①お台場の国際会議場近くのパナソニック②渋谷駅ビルの渋谷QWS③神谷町のNTT系のphone appliの会社訪問とフルコースだ。先週に続き太郎も参加、②③は学校を早退した花子も加わった。

①は太郎が今取り組んでいるスタートアップ前のelampのプロダクトの構想をパナソニックに展示してあると言うので見に行った。同時にものづくり、発想の種のような体験型の展示もあったので技術の面白さを感じた。対象は小学生くらいをターゲットにしていた展示だったので近隣の私立の小学生と思われる子どもたちが授業の一環としてその場にいたのだが「たまにこういうところもいいね」と太郎。肝心の次郎は太郎のプロダクトを斜めに見ながら、他の展示内容に少し興味も示していた。その後学校を早退した花子と渋谷ハチ公前で待ち合わせして、②太郎が最近よく入り浸って使っている渋谷QWSに入った。会員制のシェアオフィスなので通常ぷらっと入れる場所ではない。elampを応援してくれている方がそこの使用料を太郎の分も支払ってくれているらしい。その空間は都会の風景を見事に切り取って渋谷駅を真下に見下ろせる場所、遠くに見える雄大な富士山が豆粒に見える人々とは対照的でめまいがする。

③場所は渋谷から神谷町に移動し、創立2008年、社員250名phone appli本社へ向かった。入り口で来訪者登録をして建物内部に入りエレベーターでフロアに到着。かーちゃんの知り合いで次郎と花子の地元セーリングクラブの保護者である中川さんはphone appliの副社長で入ってすぐの会議室で出迎えてくれた。ちなみに中川さんは会社をNTTに売却した資金で3ヶ月後に世界一周ヨットレースに出場する公私共にアグレッシブにチャレンジし続けている方だ。

phone appliは太郎のインターンを高校2年から受け入れてくれた先で、高専出身の中川さんに次郎の高専辞めたい病をとーちゃんが日曜日のセーリング  の時に相談していたところ会社においでとの運びとなった。会議室に入り驚いたことに次郎の悩みに、中川さん以外にオンラインでphone appliの取締役、執行役員高専出身者の3名も参加して真剣に話しを聞いてアドバイスをしていただいた。

「いろんな事をやってみなきゃわからない」

高専はピカピカの学歴、大卒よりも価値がある場合も。」「人生は選択肢が多いと幸福度が高いらしい。高専卒はその後の選択肢が豊富」

「(人事で毎年何人もみているが)20歳前後に悩んでいた子が優秀。今悩んでいる事がチャンスでもある。」

など多くの言葉をもらい「気が楽になった」と次郎はその場で答えていた。

県立の高校に転入する事も同時に考えとーちゃんは県や高校に直接問い合わせをしたり、留学も検討したりした。昨年の秋の乱の時には料理学校の道も模索したし、esport高等学校も見学した次郎は選択肢の多い状況だがそのありがたみには気づかないんだと思う。それはアドバイスの中で「大切な事はわからない。2年経ってから気が着くんだよ。」と。そんな次郎の携帯の待ち受けをみてみたら「選択肢開拓」の言葉が書いてあった。相変わらず何も動きのない次郎だが、じわじわ伝わって欲しいものだと願うかーちゃんです。

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※余談だが、学校を早退させて社会科見学に参加した花子はphone appliで感動したものの帰りの電車で「私、選択肢が多くて何に絞ったらいいかわからないんだけど」と言ってきたので「麻雀と一緒、麻雀牌14枚が人生だとすると、よりよい牌を残して選択肢を多くすると上がりやすいじゃない?」かーちゃんのアドバイスは全て麻雀になってしまう。