子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

2で割りたい

週末土日で開催された420セーリング大会で花子は好成績だった。38艇中6位、参加者は高校3年以下が対象の大会、中2の花子は最年小で上位に食い込んだ。

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仕事で大会を見に行けなかった かーちゃんだが、充実した大会だったかは帰宅後の花子の様子で良くわかった。一日中レースで冬の海上にいて冷え切っていたので鍋を食べつつ花子は鼻息荒くレースのハイライトを語ってくれた。かーちゃんはセーリング選手経験はないので詳細をイメージできないが花子の熱く語る口調からいいレースだった事が伝わってきた。

同じ大会に急きょ出ることになった次郎は花子より20位も下の成績だった。これには訳がある。ヨットは1艇1艇個性がありクラブで所有するヨットには良し悪しがある。一般的に新しい艇は完全な状態に近く、走らせやすい。急きょ出る事になった次郎の船はクラブでも1番状態の悪い艇だった。レース中、操縦に大切なロープが経年劣化で切れたが、そんな事は言い訳にはならない。それでも闘い、どんな癖があっても乗りこなすのもセーラーにとっては必要な技術だ。そんな状況でも次郎もやはり楽しかったようで鍋を食べながら花子と一緒に反省会やレースのコースの答え合わせをしていた。

また2人で「筋肉痛やばくない?こことか、ここ!」「やっぱり!俺はここも痛い!」と言いながら2人ともニコニコしている…はい、マゾ決定!

こんな話しをしながら「他の家族はこんな話ししないんだろうね」と とーちゃん。「次郎でよかったよ。兄妹で同じ大会出て順位が出ると家でギスギスするところもあるってさ。」と花子に対し「いや、花子は凄いよ。俺コースわかんないもん」と劣等感や悔しさを見せずに素直な感想の次郎…イイ兄妹です!

疲れている花子は夜早く寝たが、月曜の朝、疲れが取れるどころか、ぐったりと起きてきた。「疲れたよ。寝ながらレースしてたから考えて頭がパンパンに痛い」夕飯の時の反省会では足りなかったのか1人反省会を夢の中で続けてずっとレースをしていたらしい。

さて次郎は…というと、夜中3時「もうやめた方がイイよ」とオンラインゲームの仲間から朦朧としながら参加している次郎に気がついてそう言われたらしい。それから寝たらしいがやはり朝は起きられず10時にオンライン授業を受けながら家を出て寮に帰って行きましたとさ…安定の次郎の行動ですな。

性格もセーリングに対する取り組み方も違うから、良き身近な理解者でイイ関係なんだろうなぁ…本当は足して2で割りたいところだが…