子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

似た者

悩みは尽きぬ子育て…次は太郎。

担任から3者面談を!と言ってきたと口頭で伝える太郎。そんな年間スケジュールあった かいな?と思って聞いてみるとクラスで太郎だけ。理由はすぐに推測できた。成績がガタ落ちだからだ。どうせ面談って行っても言われる事はわかっている…なんで落ちたのか?どのくらい勉強に取り組んでいるのか?これからどうするのか?その尋問を親として聞いて「すみません」と言えばいいんだろうか?こんな分かりきったやり取りの為に往復2時間の交通費と貴重なかーちゃんの時間を捧げて行く意味があるのか?と思い太郎に「先生にSkype面談にしてくれるように言って」とかーちゃんリクエスト…するも次の日虚しく却下。願い叶わぬは想定内なので提示されていた日程ではなく、全校の保護者を対象とした教育懇談会(成績の全体評価、学年教科ごとの傾向、推薦基準、大学受験改革の情報等)の日程に合わせて調整してもらえないか次の日に聞いてもらった、結果は○。

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面談では案の定、まずは確認から。太郎と話した担任“そこまで計画的に信念を持って学校の勉強取り組んでいないのは芯が通っていて理論的に成立する。”と太郎の意見が完全に通ってしまったのは大したもんだ。太郎のロジックも凄いが、生徒の生意気とも言える内容をきちんと聞き取り理解し素直に悪くないと言ってしまう先生も大したものだと感心した。

太郎のロジックはこうだ。1年の頃の成績はテスト前1週間で取り組んだ結果だが、今その勉強した内容は覚えていない。そんな勉強には意味がなく将来にも使えるプログラミングを学ぶ事に時間を使っている。2年のテストは授業中のみで一切テスト勉強をしていない結果。ただ授業では参加しているし内容は理解している。暗記をしなかっただけ。体育は自分の不得意な実技が重なったので成績が取れなかった。数学は苦手だが自分のやるプログラミング分野にはそのレベルの内容は不要。

それより授業が崩壊しているので先生も空き時間に他の先生の授業のようを見てほしいとリクエストする抗戦姿勢に転じた。太郎が授業に参加しない時は一定のルールがある。ゲームをする子、YouTubeを見てる子、インスタをしてる子、寝てる子がいて先生との議論が太郎と1体1になる事がよくあるそうだ。そのような時は授業を聞きながら半分の脳でプログラミングをする事にしたそうだ。太郎はクラス全体のムードメーカーだから大切な存在なんだよと担任から煽てられだが、クラスの様子が変わらなければ太郎もスタイルを変えないそうだ。授業態度は成績に関係ないし、IBのテストにも、AO入試にも関係ない。むしろ今、自分の売りとなるスキルを上げて行く方が太郎にとっては人生の武器になる。

ここまで考えて反抗しているのだから、成績が落ちた事への批判ではなく話は今後の展望につなげるしかない。成績は上げていた方がAOに有利な時もある。受験できる条件を多く満たしていた方が選択肢が広がるからだ。それはわかってくれたので戦略的に科目ごとに目指す評価を確認し、それから志望大学学科の話へ移行した。かーちゃんとしては結果的に太郎の考えがこの時期に確認できてよかった。ただ大学なんてどこでも入れるところでいい、どこでも一緒だという太郎の意見を徐々に修正させなければならないのは至難な話だぞ!もっと素直で単純な子だったら...とも思ったが誰に似たんだ?Skype面談を要望したかーちゃんに似たんか?