子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

みんなちがってみんないい

実に太郎は忙しい。

学校のオンライン生活が始まってからの、ある日のでき事。

最近の朝は7時くらいに起きて、自分でご飯を作って食べる。朝からひき肉をこねてガッカリとハンバーグ。そして景色を楽しみながらの30分の散歩、田舎なので自宅の周りは緑に恵まれていて清々しい。

以前なら朝ごはんはパンをかじりながら7時過ぎには最寄りの駅のホームに駆け込む。満員電車に乗りたくないので一本前から並んで座って通学。

 

最近の授業は8時半からオンラインで。IBで人数が7人以下と少ないので、授業も双方向、太郎の部屋からは太郎以外の先生や同級生の笑い声も聞こえてきて楽しそうだ。お昼休みはご飯を食べながら委員会。太郎は生徒会長なので学校に通えなくても生徒会での対応、生徒フォローなどについて生徒会メンバーと話しを進めていた。それが終わるとTwitterで最近知り合ったプログラミング好きな子達が集っているオンラインに合流、授業がはじまるまでしばし歓談。

以前の太郎は学校が授業ごとに教室を移動、お昼休みは昼ごはんを食べる時間なく委員会や所属団体での活動をしていた。かーちゃんはお弁当作る事がなかったから楽だったけど、結構心配、朝はパン、昼食はなし、夜ドカ食いだった。

学校の授業が終わると職場の同僚とオンライン飲み会の為の夕飯を買いにかーちゃんと出かける。なるべく地元にお金を落とそうとお店を選び1回の飲み代は¥2500-¥3000を会社が負担してくれる。先週は会社200名合同で、今週は部内で…二次会もあり、終始楽しそうに会話が途切れない。もちろん学生なので飲み会と言ってもジュース。途中あまりにも楽しい様子を伝えたかったのか自室から出てきて「とっても楽しいよ!」と言うだけ言ってすぐに部屋へ帰って行った太郎。よかったね、オンライン飲み会だと帰宅が遅くなって心配という事もないのもメリットだなぁとかーちゃんの感想。

 

いつでも誰とでも繋がれる。授業の休み時間に学校以外の人と話ができる、技術があれば高校生でもインターンで仕事ができる、何という時代だ。自粛で外出に制限がある中、他人と繋がりつつ、家族との会話もあり、身体的な疲れがない。

明らかに未来…すぐそこにある生活の姿…人類の進化の途中、会うのは単なる習慣か本当に会わないとできないか?この太郎のような生活が得意な人はそうすればいい。ただ生でしかできない医療、製造業、建設業、農業漁業、運送業などの従事者は、またそれはそれでしかできない生の価値がある。その両端の営みをそれぞれが感謝し尊重しつつ、適切な距離をとってそれぞれを享受し生活する、ただそれだけだ。

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次郎は太郎の反対側…公園から追い出された友だちがウチにわんさか来てこれもまた楽しそうにしてました。

花子も自室で夜遅くまでお友達との会話が絶えませんでした。

それぞれそれぞれ、

「みんなちがってみんないい」金子みすゞ