中学になったら制服のアイロンは子どもたち各自がしている。
太郎は制服があった中学生の頃は毎日朝にアイロンをかけていた。高校は制服がないので必要のない服装の日がほとんどなので楽になった様子。花子も朝やる派で1度教えたら文句言わず続けている。
さて次郎は...
中学は制服だが、アイロンをしないでそのままの状態で行く。理由を聞くと「必要ないから」。でも、この2日間、朝学校に行く前にアイロン台の前にいる次郎の姿がある。理由は簡単、好きな服を着ているからだ。夏の自由服登校期間で自分が買った黒のお気に入りのワイシャツで登校しようとした時に、いつもの癖でシワシワのまま学校に行こうとしていた。そこでつかさず「シワシワかっこ悪いね。せっかくなのに」とかーちゃん。それからはアイロンを。そんなもんだろうなぁ、決められて押し付けられた事はしたくない。どうしたいか、自分で決めてやりたい事なら進んでやる。次郎の素晴らしいところは、当たり前に疑いを持って流されない、そんな姿勢は大切だよと思ったかーちゃんでした。