子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

いざさらば

完全に止まっていた次郎の歯車は快調に動き始めた。

寮生活始めて1ヶ月、毎週末帰宅する次郎の生活や態度は随分と落ち着つきと自立を感じる。家を離れて最初の週は「今、何やってるの?」「ねれる?」と毎日とっていた連絡だが徐々に減り3週目には請求されるレシートの写真がLINEで送られてくるだけになった。

帰宅した次郎に「どうよ、学校、寮生活?」と聞くと「食事が出るのっていいね。なんだかんだ言って家にいる時は作る時間も含め1日2時間は食事に使ってたもんね。人が作ってくれるのってありがたい。」「時間でやること決まってるから生活のリズムが作れていいよ。」との感想。

かつては昼夜逆転してまともにオンライン授業も受けず試験も寝坊してすでに1教科落とした次郎だったが、今は週末の金曜の晩に帰宅し日曜明け方までゲームに集中、日曜日はセーリング をして夕方に家を出て寮へ帰る。次郎のゲーム仕様の本気のパソコンが寮のネット環境では活躍できないらしいので、長い夜はパソコンで絵を描いているらしい。

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7:50に起床、8:30から朝食、9:30から16:00ごろまで寮から隣の校舎に移動して授業、17:00くらいに風呂、18:00くらいに夕食、21:00の点呼後寮内の清掃、0:00に消灯。寮は5年生まで縦割りでグループが作られているらしいがコロナ禍で以前よりも先輩からの指導は緩くなっているらしい…先輩後輩関係が苦手な次郎は「俺ラッキー✌️」と言ってる。

授業は寮生活をしていても対面形式は週に1度だけで、週4日は学年ごとに1クラスに5学科の学年が集まって、それぞれが自分のパソコンでオンライン授業を受けている。自宅にいても受けれるのだが、自宅ではダラける天才の次郎はわからない事を友達に聞けて、授業時間内に宿題もやって提出できる今の環境で良かった様だ。授業も課題まで時間内に終わってしまえば各自好きな事をするのは自由だ。クラスではパソコンで音楽制作、キャラクターを作って動かす友達がいたり、廊下ではVRを使っている先輩を見て次郎は「高専ってイイ、俺の居る場所だ!」と気に入っている。

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週末は以前より話す次郎は「俺さ、落ち着いてきた様な気がする。」と。「何で?」と 聞くと、「帰ってくる時、駅で1つのスマホで動画を見てニヤついている同世代の子たちを見て“君たち楽しそうだね”って微笑ましく思ったんだよ」そんなところで自分の成長を感じるものですか??かーちゃんは日曜の夕方に寮に帰る時間を自分で調べ行動できる様になったところに成長を感じるのだが…

まとわりつく様に「かーちゃん、かーちゃん」と朝から晩まで何でも頼っていた次郎、いざさらば。