子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

ラッキーな時間

太郎はラッキーだ。

新型コロナで株価が下げ止まらなくなる前の2月初めにさっさと市場から資金を引き上げていた。太郎の資金と言ってもハタチまでのお年玉、クリスマスと誕生祝いの年3回のお祝い金額の一括払いが軍資金なので、たかが知れているがマイナス金額は数千円だった。引き上げた判断は新型コロナではないが、タイミングがいいし潔い。その反面かーちゃんは欲があってダメだ。今まで1番高値だった時を待っていて再度その金額になったら売る事を太郎に話をしていたのに、今となっては欲が仇になり毎日のニュースが心臓に悪い。

太郎の運の良さはまだある。年末に決まっていたインターンの話しが実行できている事だ。高校2年生だが、プログラミング能力を買われて太郎の興味ある分野の会社に毎日出勤している。ちょうど新型コロナで学校も少し早く春休みになっていたので少し早めにスタートがきれたのも幸いだ。朝10時に出勤し1時間の休憩時間もあり7時間バッチリ勤務をして、帰宅は21時近くだ。

巷では新型コロナで内定取り消しなどもある中、インターンを受け入れてくれている会社には感謝しかない。何よりも太郎は職場の環境が良く毎日楽しいと言っているし、やりたい事のアイデアがいっぱい溢れているようだ。かーちゃんの知り合いの方の会社だが、面接からインターンの内容を決めて来たところにかーちゃんは一切関与していない。停滞しそうなこの時期に学校では味わえない事にチャレンジできている太郎にはラッキーな時間としか言いようがない。