朝ごはんを食べずに活動を始めた次郎、キッチンスケールとボールを出して何やらいきなりケーキを作ろうとして卵が1つしかないのに気がつき挫折していた。いつも唐突で計画性のない次郎、かーちゃんの朝ごはんが終わるのを待って一緒にスーパーに行った。
クリスマスのスーパーは朝から混んでいて次郎の同級生のお母さんに2人もあった。1人のママ友からは「(次郎の事を)どっかで見た事あるなーとジロジロ見てたのよ。(1人で食材選んで)カートに入れる姿を見て、若い料理人だなぁって思ってたんだ！」と。もう1人は、次郎と小学生の頃家庭科クラブで男子ではたった2人だった次郎の友だちのママ友で、「今 ウチの子スポンジケーキ焼いてるんだけど材料足りなくって…」と、さすが次郎と仲がいいのも合点する。どちらのママ友からも息子と一緒にスーパーに買い物来るなんて偉いわね〜と。世間の親子って〜のはそんな感じなのねと学んだかーちゃん。全く抵抗なくむしろいつも料理している息子からすれば食材を選べる絶好のチャンスと思ってくれる次郎。
結局クリスマスケーキのスポンジを冷ます間にお昼ごはんもかーちゃんに作ってくれた次郎、十分料理を満喫したのはいいが、後日知ったのはその日実は冬季講習があったんだと。それでも受験生だよね次郎？塾があったと知らなかったかーちゃんも同罪ですか？？
