19号は伊勢湾台風以来の大きな台風💨と思い「かーちゃんと一緒に初体験できるなんて幸せでしょ？」と言って不安を和らげようと意識したかーちゃんの発言に、クスッと笑った太郎は現実的に1番意識が高く積極的だった。
一緒に食材を購入したり(普段の量と変わらなかったけど)、近くのスーパーで売り切れのカセットボンベや電池は1.2限目がない学校の前に買い出しに行ってくれた。
かーちゃんは仕事で完全に準備ができてなかった中、庭の鉢を移動したり水を風呂に貯めたり窓ガラスに養生テープを貼ったりと気がつく限りの準備を何も言わないのにやってくれた太郎、台風当日もかーちゃんは仕事で家にいなかったけど心配なく出勤できたもんだったよ。
そんな中 夕方からの叩きつける雨風の庭に「やっほう！」と裸足で飛び出して行く次郎を「めんどくせいなぁ」と言って力ずくで家に入れた太郎、呆れる花子、笑うかーちゃん。
テレビがないので無駄に心配をせず、ネットで台風情報を確かめながら、それぞれの時間を過ごしていた夜…かーちゃんは友だちから借りている467ページもある分厚い小説を読み始め、太郎は所持している漫画を自炊(漫画を切ってスキャナーでデータ化する電子書籍作業)をし、次郎は飽きずにYouTubeを(受験生だぞ！！)、花子は最近ハマっている部活でやってるギターの練習と宿題をやっていた。
明けて朝からバルコニー、ウッドデッキ、玄関ポーチをブラシで洗ったところで時間切れ、自治会の役員会に行くかーちゃんから 太郎には窓ガラスと外壁を高圧洗浄で洗うように、次郎には洗車、花子は駐車場や玄関回りの落ち葉を綺麗にはいておくように伝えて3時間後に自宅へ戻ると 皆さんそれぞれの任務をきちんとこなしておりました！
普段生活もバラバラ 個性もバラバラ だけど何となく家族 何となく共同生活 つかず離れず ストレスなく 反抗期なく いいんじゃないかい こんな感じで…
