子育て実験中

忙しくて大学休学中の長男、勉強好きすぎて高専2年2回目を中退してゲーム三昧の次男、参考にならない兄2人を見てモヤモヤの高1女子、3人の個性を活かした分野を模索、どの育て方が未来を切り開くか?実験中!

カット

今週の2月半ば、次郎が正式に高専を辞める事を決め先生に伝えた。

月曜日の昼休み、以前なら かーちゃんが仕事をしていようがお構いなしで電話をしてきた次郎だが、少し成長したのかLINEで「今話せる?」と聞いてきた。昼休み、かーちゃんはお弁当箱を開けながら今度はなんだよ?と思いながらイヤホンで話し始めた。「やっぱり学校やめたい」え?今?午前中はオンラインで授業、午後は追試のテストが対面なので登校じゃなかったかい?今朝その話しで交通費を渡したじゃない?しかも前日の日曜日にteams面談を先生と とーちゃんがしたばかり…全く計画性もなく感情の赴くままに行動する次郎には振り回されっぱなしだ。何を言っても聞かない次郎、考えてみれば寮に行くのは1週間後と届けを出してきたと言ってたっけ?追試があるのも先生からの話しで知ったので、本人は辞めるつもりでいたんだなぁと落ち着いて考えてみれば伏線はあった。策士、強引、世の中を知らない大馬鹿者…

夏休みが終わる時にも学校辞めたい時期があり、説得し高専の監獄に戻った次郎はしばらくして何かを悟ったかのように「(寮や高専の)制限が俺には必要だってわかった、制限があるから成長する」と言っていたのは幻か?

結局半ば強引に辞めた形に持っていった次郎、まだ寮に荷物があるので「今日一泊してくるよ」という次郎はまるで旅行に行くような軽さ。生活が夜中のゲーム中心なのでとうとう とーちゃんもLANケーブルをカットした今朝、響かず動じず寝てる次郎。さぁ中卒ニート、君の人生はどうするんかい?

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19歳の太郎の誕生日、gotoや補助金利用で宿泊や希望するちょっとお高い焼肉屋など検討したものの、コロナ禍に結局来年通り、自宅で家族と一緒に祝う変化のないものになった。年齢も区切りのいいハタチとかではなかったけれど、かーちゃんにとって太郎の成長を喜ぶ特別な時間となった。

来年度、大学を休学し放浪の自由時間を過ごす事を決めている太郎は来年の誕生日にはどこにいるかわからない、一緒に祝うのは最後かも?と、近所に住む ばぁばは町で1番美味しいケーキ屋さんで1番大きな誕生日ケーキを注文し持ってきたが笑える大きさだった。試験中の次郎は寮から帰ってこれない。じぃじとばぁば含めた家族6人の食事なのに20人前のケーキを平気で頼むばぁばのセンスは、迷ったら全て買う かーちゃんに受け継がれていて、もれなく花子もその素質を学校で発揮してるらしい。

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夜の誕生日祝いのちょっと前のスキマ時間に自分のFacebookを確認していた かーちゃんは前日の太郎の投稿に気がついた。常に会話をしてるので太郎の今の人脈の中心は かーちゃんから広がっている太郎の部屋のホワイトボードを見ていたから知っていたが、また別に文書で書かれているとうれしいものだなぁと思った。

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その太郎は今、人脈が広がっていくことにワクワクしているようだ。かーちゃんからの人脈は2つ。1つ目はNTT系列で高校2年から1年半インターンをしていたIT会社。2つ目はかーちゃんが活動していた地域の自治会のボランティアから知り合いになったママ友の人脈で、つながった方からの紹介で太郎が講演会で登壇したり、そこで知り合ったベンチャー模索中の方のelamp事業にjoinしていたりと数珠繋ぎで人生が広がっていっている。joinしたベンチャーの事務所は富士山が見える渋谷QWSで春休みに入った太郎は事務所を散々使いこなしている。f:id:manimanitan:20220214125944j:image
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太郎がまだ10代で人脈を広げていけるのは3つ理由があると かーちゃんは分析している。

一つ目は今は稼ぎに走らず欲を出さず、経験と人脈を広げる事に軸足を置き、最低賃金くらいで今まで取得してないスキルを磨きながら仕事をしているスタンス。

2つ目は世界のニュース、歴史、経済、技術、などに詳しいことだ。特に新しいことを生み出す場合、そのものの価値や可能性の理解が"話がわかる奴"と認識され、知り合いとしてのカードにしてもらえ人脈に繋がっていく。

3つ目はフリーで働くのに1番大切な"自分を売り込む営業"ができることだ。仕事は技術や知識があっても黙って座っていては舞い込んでくるものではない。アプリ開発ができるエンジニアて、複数のインターンの経験があり、仕事でプログラミングの教材の英語への翻訳もしているなど売り込む経験をしてタイミングよく営業ができている。

なので太郎にとっていい縁のある一年でありますようにと かーちゃんは祈っているぞ!

一区切り

なんと建築士二級の試験に合格した。

てっきり落ちたとばかり思っていたので、すっかり合格発表の日にちを記憶の彼方に追いやっていたかーちゃんだが、職場で会議が始まる直前に予備校の担当者から電話がかかってきた。内容を聞く前に「会議なんで、また」と切ってしまったが会議中に"あ!今日発表か。結果はどうだったんだろう?電話は「来年も早期割引で受講しませんか?」って営業か!?"と考えてしまった。

仕事が終わり自宅に帰るといつものルーティンでポストをチェックしたところ見慣れないハガキがあった。これか? コートを脱いで郵便物を一つ一つチェックして最後に何も期待せずに業務的に張り合わせてあるハガキを開くと合格が書いてある?「不」がどこかに書いてないか探したが、やっぱりない。あれ?受かったんかいなぁ?よく自分ではわからないので脱衣室でお風呂に入ろうと服を脱ぎかけていた花子の顔の前にハガキをだした。「ちょっと何よ、お風呂入ろうとしてるんだから後にして」と言われたが、かーちゃんは一歩も下がらず無言でハガキを花子が読めるように近づけた。「え?何?よかったじゃん‼️」

と言って下着の花子は抱きついてくれた。次は太郎だ。と思ったかーちゃんは扁桃腺が腫れて具合の悪い太郎の部屋に入りベッドの中にうずくまっている太郎に花子同様ハガキを無言で見せた。「お、やったじゃん!」

やっぱり受かったって事なんだね。ハガキを読むと県の建築士の登録をしないといけないらしく、合格ハガキだけじゃいけないらしいのでまだ手間がかかるがまずは一区切り。

もう諦めていた資格だが万が一と思い、来年試験を受けるならと今まで描いた製図をとって置いたのだが、ようやくスッキリ捨てられる。ようやく次の人生暇つぶしの課題を模索できる。さて、次は何にしようか?ダイエット以外なら何でもイイなぁ…

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オリンピックでサーフィンのかっこよさに気がついてしまった花子は初心者向けの長めの板をパパに買ってもらい波に挑んでいる。と言っても週末土曜日の朝2時間、1人で立てるようになりたいと波に挑んでいる。スポーツには惜しみなく投資するとーちゃんはサーフィンができるわけでもなく波際で見守っているだけではつまらなかったのか、元々じっとしてる性格ではないので、週末のプランが発展的に拡大傾向にある。

土曜日の朝はかーちゃんが仕事に出勤するよりも早く活動が始まる。車にはsupが2つ、サーフィンが1つ。新しいsupを買って、太郎を反強制的に連れ出し、まずは花子がサーフィンする海岸の1つ手前の海岸に1人置き去りにする。それから車で隣の海岸まで行き花子はサーフィンの自主練、とーちゃんは太郎が到着するまで沖でぷかぷかとsupで浮かんでるらしい。

また違う休日に、とーちゃんは次郎や花子を1人ずつ誘いゴムボートで釣りにも行く。ゴムボードは小さいので2人しか乗れないから1人ずつなのだ。

そんなとーちゃんから頻繁に家族のグループLINEに「海で遊ぼう!」とお誘いがあるが、子どもたちもそれなりに忙しいので空振りメッセージになる時も。

 

海グッズは段々と増えてヨットでレーザーという1人乗りのもの、ヨットを車の後ろで運ぶ時に引っ張るトレーラー、カヤックetc…

家に置く場所がなくなってきた、いつまで増える、海グッズ?

求む女神!

花子の読みは正しかった。

ゲームを全てアンインストールした次郎は翌週末、寮から自宅に帰宅した金曜日の夜は静かに寝たものの、土曜に仕事から帰ったかーちゃんは花子に「次郎何してた?」と聞くと「やってたよ」の一言…

何度信じても裏切られる。

花子の一言を聞いた後に次郎の部屋を覗くと「おれ中毒ってわかったよ」と言いながら顔はパソコンから離れず闘っている。

ハイハイ、ようやくですか?おめでたいですな。かーちゃんはとっくにわかってましたよ!

まあ成長と思いましょう。自覚が一歩と言うことで。

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一緒にゲームをやっていた先輩は最近彼女に夢中で、すっかり三次元の世界へ行ってしまったらしい。次郎も「俺も女が必要だなぁ」と…かーちゃんもそう思う…誰でもいいからゲームの世界や二次元の世界から救ってくれる女神が現れてくれないかしら?

社会科見学

前のめりで会場の様子を見ていたのはかーちゃんの方だった。

太郎は第49回衆議院議員総選挙で人生初の投票だったので、その記念に投票最終日の20時半に開票作業の会場へ一緒に行った。開票作業は一般公開していて町の1番大きな会館で作業服姿の町の職員が選挙委員長らしき人の説明を聞き作業を始めるところだった。実は開票作業を見たのはかーちゃんも初めてで、会場入り口の立入禁止のパイロンがあるぎりぎりに立って中の状態を把握しようと覗き込んだ。

考えてみれば不正をしていない事を公にするにはオープンにするのは当然なのだが、開票作業を一般公開してるなんて知らなかった。太郎と同い年の子どものママ友が町の非常勤職員で選挙管理の仕事をしているので開票を見ることができると教えてくれた。政治に興味がある太郎に「行く?」と聞くと間髪入れずに「行く!」と。結局初投票した3人の子どもとその親の計6人で見に行った。私たちの他には記者が数人いたが慣れているのか少し離れたロビーで静かに座っていた。しばらく入り口のライン外から会場内を覗いていると選挙管理委員と名乗る方が「お子さんと見に来てるの?」と声をかけてくださったので「子どもの初投票後の社会科見学です」と答えた。それから黙々と作業している会場の人々が何の役割で何をしているかを教えくれた。驚いたポイントはいっぱいある。自動開票読み取り装置はムサシという会社の製品で読み取られ分類されていく様子はオープンになっているが、その読み取りの早い事。1分間に660枚読み分類する技術は郵便局のハガキの郵便番号の自動読み取りの応用らしい。また分類されたその束をパラパラと目視で確認する人、機械で100枚ずつに分類する人、各政党から開票に立ち合い100枚ずつになった用紙の帯に判子を押す人、最後に選挙管理委員長の判子か押されて出馬された方の名前の前に投票用紙が積み上げていかれる。よく不正票があるとか不正行為が開票の際にあると言われたりするが、5回もチェックされてる一連の作業を見て誰かが何か不正をする隙がない事がよくわかった。

投票時に自分の書いた氏名や政党が消されて書き換えられる事を恐れて持参したマジックやボールペンで投票用紙に書こうとする人がいるらしいが、それは大変迷惑な行為だという事も教えてくれた。投票用紙は折っても勝手に開く特殊な用紙が使われていて水分に弱くボールペンなどの水分油分であっても他の紙にくっついてしまうらしい。そうなるとくっついた方とくっつけてしまった2票が無駄になる、今年はコロナもあって1人ずつの使い捨てのゴルフ場でスコアを書き込むような鉛筆の芯だけのペンが使われたとか。

投票初日は投票箱の中に何も入っていない事を確認する作業が初めの投票者が確認するのだがそれをする為に早くきて並んでいる人が必ずいるとか。

まぁ知らない事をいろいろ教えてくれた。

投票数は10時から30分ごとに読み上げられたが私たちは10時半で会場を後にした、職員は2時過ぎまで開票作業をしていたそうだ。町の職員さんお疲れ様です。