お祭りの金魚を育ててる。飼うからには世話をきちんとする事、どの親でも当たり前に子どもにそう話すだろう。普段の世話は1日1回餌をあげることだから簡単だ。学校に行く前、ちょうど玄関に行くまでの動線に水槽が見えるのでそのタイミングで花子は餌を トントンと入れる。4年、20cm。一昨年前からの新人2匹とは桁違いの大きさ。最期は徐々に態勢が横になり沈んでしまった。
花子はお祭りでとってきてからずっと世話をしてきた。ただし受験の時、あまりにも水槽の内側に緑の藻が張り付いて金魚の姿が見えなくなった時があったので、勉強で忙しい花子の代わりに、太郎とかーちゃんで水槽を洗うことにした時があった。2人で洗っても始めての事で要領が悪い。水槽を洗ってる間に避難させていた金魚がバケツの中で苦しそうに態勢が横になっていく。素人であってもヤバい事はよくわかった。
花子 もう受験は終わったよ。かーちゃんはできない。藻で鏡のようになっている水槽はもうそろそろ何とかしてあげないとせっかくの金魚が見えなくなるぞ!!